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25日 美しい海体験

25日、朝、快晴。

今朝は、バスもちゃんと迎えに来てくれて、何とか朝ご飯も頂く。

関係者の皆さんが、毎回みんなの食事を用意してくれていることに感謝。

出かける前に、慰霊祭を仕切っている男性の神子さんが、
「ビールいるか?」と高橋さん、柴ちゃんに差し入れ。
朝ご飯、食べたばかりですよ。

まぁ、郷にいれば郷に従え、というヤツですな。

…私たち、「郷」を勘違いして帰るんじゃなかろうか。

バスに乗って、海岸へ向かう。
今日の目的地は、海軍基地の建設予定地。
道中、睡眠のため記憶なし。

着いたところは、風光明媚なとこだった。
済州島は島だから、川の長さが陸地より短く、岩がゴツゴツした川べり。
林の隙間から、河口と海が見える。
今日は風もほとんど無い。
日射しがキツい。海辺だからか。

基地建設に反対されている方々のテントを、激励のため訪問する。

声を上げることの意義を考える。

この美しい海岸線を体感しよう、という事になる。

子供達は右へ、元気な大人は左へ行けと誘導される。
はぁ。
ついて行くと、先頭は崖を降りている。
え、マジで。
日本語がちょっと話せるカンちゃんという子が、遠くを指差して言う。
「ご飯があるよ」

…つまり、崖を下って、火山岩ゴロゴロの海岸線を歩いた先、
ゴールに昼ご飯が待っているのだ。

でもこのスタート地点、滑って落ちたら、間違いなく重傷だぞ。

ジャッコが悲鳴を上げている。
確かに、身体の大きいジャッコには、つかむもののない、急な斜面は恐怖だろう。

高橋さんに励まされ、民樹に励まされ、カンちゃんに励まされ、草の根をつかみながら、ジャッコ、無事に崖下へ。

さて、ここからもキツかった。
命の危険は無いものの、ゴツゴツの岩場を、
バランスを取りながら、
高低差をクリアしながら約一時間歩く。
直射日光を浴びながら。

一度、思いきり滑ってしりもちを付く。
手のひらを擦り剥き、カバンから(昨日もらった)チャミスルの小瓶が飛び出す。
カメラは無事。ふう。
しかし、存在を忘れていたとはいえ、カバンからチャミスル、に思わず苦笑。
郷に染まっとるやないか。

ゴール。
そして昼ご飯。ピビンバ。
器ひとつで色々食べられる、合理的メニューにも慣れてきたぞ。

何故か、一芸を披露する会が始まっている。
我々も呼ばれて歌った。
故郷。
皆、自分のふるさとに、一時でも思いを馳せてくれたら。

思えば皆さん、よく歌う。
国民性かもしれない。
皆、気持ちが入ってる歌い方をされる。
そこそこ役者をしているが、素の自分が感情を発散して歌うことはそう無いなぁ。

帰りは駆け足。
今日も演目3つ。その後、閉幕の儀式。
急がないと間に合わないんだそうだ。

じゃあ、さっきの一芸披露がいらなかったのでは…。

引率のサンドンさん曰く、
「役者は鍛えてるから、速いと思った。あんなに時間がかかるとは思わなかった。」

……。

軽トラの荷台に詰め込まれ、バスまでピストン輸送される。

…もう、スケジュールに口は出すまい。

バス移動中、爆睡。
修学旅行なら、落書きされるほど油断。

続く。
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