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ある、秋晴れの日に [何気なく]

一週間前、今日のような土砂降りじゃなくて良かった。

所縁のある方を見送った。
95歳のおばあちゃん。
とても小さいその方は、家族に
「お疲れさま、よう頑張ったね」と言われながら旅立った。

お棺に入れるという短冊にメッセージをと言われ、
5歳の姪っ子は「しんだらどこにいくの」と書いていた。
ひいばあちゃんには、もう答えられんねぇ。

通夜を終えて葬儀を終えて、
火葬場でお骨は、片手にのるぐらい小さな骨壺に納められた。
最後に火葬場を出てきた長男さんが、
骨壺にそっと耳を寄せていた。

何かおしゃっていましたか。

最近では火葬の後に、初七日までまとめてやってしまうそうで。
読経の後、お坊さんがおっしゃった。

今日と言う日に、少しだけでいいです、
私達は死んだらどこへ行くのか、
少し、考えてみて下さいね。

姪っ子よ、世界はあなたに敵わない(^-^)
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